今回の三沢行で感じたのは、ターミナルから撮れる環境の良さである。気温が上がれば映像が揺れてしまうが、国内外の空軍基地で米軍機のこうしたラインナップが撮影できる環境はそんなに多くない。しかし 三沢はその点で非常に恵まれた環境にある。
35FW
The Peiod of 2022-3

4月初旬は東京では桜が満開でも、青森県では桜前線もまだまだで、日によっては気温が2℃から3℃まで下がる。先程まで晴天であったのに、突然時折視界を遮るまでの吹雪が通り過ぎていく。分厚いジャンバーと靴下等を着込んでいないと寒さに耐えられなくなる。特に2022年は1月から2月にかけて例年にない大雪のせいで、町のあちこちに雪かきで集めた雪の山が残っており寒々しい風景であった。日本の会計年度から3月末は予算の締めであり、一般的に基地は静かな日々を送るのであるが、米軍はこの時期も全く関係なく訓練に励んでくれるので F16のフライトを堪能する事が出来た。(2022/4 記)

↑ 午後は、風が変わりR/W10になった。早めに着陸ポイントに赴き、光の良い内に着陸するF-16C/Dを撮る。第35戦闘航空団作戦群司令の指定機であるが、管理は13h FSが担当している。この機体(90-0805)も写真↓の90-816同様 ”MJ"時代からずっと三沢にいる古い友人である。
↑ WW-807も25年以上も三沢から動かない機体だが、テールレターが小型化された特殊なマーキング。オーサンでもクンサンでも見かけるようになった小型のレター、将来レターの小型化が進むのかと思ったが、実験的な試みだったのだろうか。コクピット下には多くの投弾マークが書かれている。
↑ 2022年3月31日午前中のフライトを終えて三沢基地へ着陸したF-16C、今週飛んだF-16Cは、ほとんど14th FSであったが、数少ない13th FSの機体。2012年当時の35th FW副指令 アル・ウィマー大佐がティンダルAFBへ移動前、最後のフライトを行った機体である。
↑ 三沢基地には、半年ごとにローテーションで派遣されているEA-18Gの部隊がおり、グラウラーとのコラボレーションで撮影のチャンスがあるのも三沢基地での醍醐味である。しかし、こうした編隊飛行が毎回見れるわけではなく、地元でも異機種の編隊飛行は少ないと、こうした光景ではマニアの砲列がシャッター音を響かした。
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